SAS HDD対応 複製&消去装置(デュプリケータ) 来年リリース!

SATA HDD用のデュプリケータとしてご好評頂いております「JetCopier ITシリーズ」(HDC-IT)に、来年SAS HDDに対応する機種が加わることとなりました。

sas_logo

SASとは、主にサーバ用HDDに採用されている、SATAに比べて安定して高速な転送が行える方式「Serial Attached SCSI」の略です。長年の実績があるパラレル方式のSCSI規格をシリアル化したもので、SATAとはほぼ同じ(追加端子あり)コネクタを採用しているため、コネクタの共用が可能となっています。

ただ、内部の処理系統は大きく異なるため、SASの処理を行うにはただコネクタの変換だけでは行えません。新たにSASの処理にも対応する基板を新たに設計して搭載することとなります。

SAS対応のITシリーズ(仮称)では、新たにSASに対応しつつも旧来のSATAも扱えるコンパチブルタイプとなり、コネクタ部分も変換アダプタ等を利用せずに共用できるよう設計を行っています。

デュプリケータですのでHDD内のデータを複製する用途でご利用頂けるのはもちろんですが、主にSASを採用しているサーバで利用したHDDは記録されたデータを消去する需要が多いとのことですので、こちらの機種では特に消去機能にご注目頂く機会が多くなると思います。

消去機能としては、全領域にゼロを書き込むゼロフィル消去の他、業界標準の強力な完全消去方式であるDoD方式を搭載しています。個人情報が含まれるようなHDDもデータ復元が不可能な抹消を行います。全てのポートを使って同時並列で消去処理可能なため、多数のHDDを消去するのにはとても効率の良い方法となります。

データセンターなど、大量のSAS HDDを利用している企業様には特にお薦めの機器となりますので、どうぞご期待下さい。

販売の時期が確定しましたら、追ってご案内致します。

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