監視カメラの便利な機能についてご案内 ROI (Region Of Interest)

前回に引き続き、今回も監視カメラの機能について紹介致します。
今回取り上げます機能もアルファベット3文字で ROI と表します。略語では同じフレーズで違う意味を持つものが多々あり、ROIも経済用語Return On Investmentなどの略語にもなりますので略語だけでは特定しづらいかと思いますが、監視カメラの分野ではRegion Of Interestの略語となります。

ROI (関心領域)

ROI(Region Of Interest=関心領域)とは、監視対象として重要な箇所を枠で囲いフレームレートおよび画質を高くして、重要でない箇所はフレームレートおよび画質を落とし、効率の良い録画を行うための機能です。
長時間の録画を行う必要があるものの、動画のファイルサイズが膨大となりハードディスクを圧迫している場合に、ROI機能を使うことでファイルサイズ縮小に役立つ場合があります。
映像の一部にのみ動体が多く見られる(道路や建物入口の監視等)の場合には特に有効です。

roi_sample
ROIの枠設定イメージ

上の画像のように、人や車が多く行き交う場所に枠を設定し、そこだけを顔やナンバーが認識できるだけの画質とし、それ以外の領域はフレームレートや画質を下げれば、録画映像を効率的に圧縮してサイズを小さくできるため、長時間録画を行う場合でもハードディスクの容量をそれほど増やさずに済むでしょう。
なお、この機能は映像の圧縮形式に関わってくるため、この機能に対応するAfreeyのIPカメラの場合はH.264形式のみ対応となります。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です