胸ポケットサイズに無限大の利用法　HDDロックツール「COMET-BS」

社外秘の書類や個人情報等の機密情報が入っている（かもしれない）HDDを外に持ち出す必要があるとします。
その場合、データ漏洩の防止にどのような対策をされますでしょうか？

現金や貴金属を輸送するように、破壊が難しい強固なアタッシュケースに鍵を掛け、運ぶ方法が見た目にも安全で信用性が高く確実かと思いますが、HDDの大きさと比べて非常に大きくかさばり、重くなってしまい、大仰すぎるようにも思います。

漏洩を防ぐべき対象はHDD内に存在するデータであり物理的なHDDではないため、読み取りが出来なければ紛失や破壊の危険こそあれ、漏洩の心配は無くなります。
つまり、漏洩のみ防ぐならばデータの読み取りを行えないよう処置をし、HDDのサイズのまま持ち運んでも良いのではないでしょうか。

今回ご紹介する「COMET-BS」（コメットビーエス）は、そのようなご希望にお応えできる製品です。

「COMET-BS」の本体は、胸ポケットに入る程度の小型サイズ。
この中に、HDDのデータをパスワードでセキュリティロックする機能をはじめ、多彩な機能が入っています。

セキュリティロックは、ロックを掛けたいHDDを「COMET-BS」の本体と接続して、メニューからセキュリティロックを選択して実行するだけで施せます。（事前にパスワードの登録が必要です）

また、セキュリティロックは「COMET-BS」とパスワードの両方が無ければ解錠できないため、解錠される心配は限りなく少なくなります。一方、解錠の処理は「COMET-BS」の本体とPCをUSBで接続し、PC上から付属のユーティリティソフトを使って登録済のパスワードを入力するだけで簡単です。

「COMET-BS」はセキュリティロックを掛ける機能だけではありません。
マスターとターゲットのそれぞれにHDDを装着して、マスターのデータをターゲットにクローンコピー（デュプリケート）したり、簡易的な読込テストを行ってHDDが正常に使えるかどうかのチェックや、記録されたデータの完全消去等が行えます。

また、PC上のユーティリティソフトからは、HDDの自己診断機能「S.M.A.R.T.」が参照できたり、ターゲットに接続したHDDに認識容量制限を施す「クリッピング」も行えます。